MUKU-DATA  左から 松、欅、栃、栃  SOLD OUT

倉庫も少しづつ整理を続けています。
材の大多数を移してから半年が経過しました。
倉庫なので空調設備も整っていませんので冬場は極寒、長時間居れませんが、
いい季節になりました。
週末には田圃に水が入り、田植えも始まります。
新潟平野のいい風景です。

この4枚の日本の木の中で、しばらく板材としては人気の薄い『欅(けやき)』について。
なぜか人気薄のケヤキ、いい木なんですけどね。
硬さ、木味、触った感じ、どれもいいのですが・・・
欅=和風のイメージが出来上がってしまっているのでしょうか?
過去に仕入れた欅材もだいぶ乾いてきていますので、今後少しづつ出していこうと思います。

昨日立てかけたこの欅は、2股の枝分かれ。
立木の頃の様子を伺い知る事のできる木目です。
さらに観察すると面白いんですよ、
最初の2~30年ほどは普通の速度で成長を続けたのですが、
その後急激にゆっくりと年輪を重ねた跡が見られます。
何があったのでしょうか?
大きく枝を落とされると成長が鈍る(太る速度が落ちる)と聞いた事がありますので、
この2つに分かれた大きな枝が隣地などに迷惑となり、切り落とされてしまったのでしょうか・・
いろいろと想像してしまいます。

芯から半分ほどは普通の成長、その後はゆっくり成長していますので柾目部分の目が細かいです。
枝分かれ部分にはこの部分特有のサバ杢(クロッチ杢)が現れています。
なかなか面白い表情かと思います。
大地に根を張った樹幹1つの表情が一枚板では一般的ですが、
こうして2つに枝の分かれた部分が入るのも、なかなかいいものですよ。




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